横一線に通った紐が綺麗な「パラレル通し」、ドレスシューズではシングルと同じく定番の通し方です。
左右均一に圧力がかかるので締まりが良く緩みにくい。
シングルよりも少し複雑ですが、覚えてしまえば簡単です。
ぜひやってみてくださいね。
-パラレル通しのやり方-
①まずはつま先側の一番下の穴に上から紐を通します。
この時、左右でそれぞれ長さを調整します。
※はじめて通す方は最後に締めた時の左右の差を覚えて頂く為、左右同じ長さにしてはじめてください。
②紐を交差させて穴に通していきます。
片方はクロスした先にある穴に通し、もう片方はクロスした先の<一つ上の穴>に通します。
こんな感じになります。
ひとつ穴をとばすのは左右どちらでもOK。
③次は飛ばした穴に紐を通します。
通すのは対称の穴から出ている紐です。
上から通すと横一線になりますね。
④次は今横一線に通した紐を対称の穴の<一つ上>に通します。
⑤そして飛ばした穴には先程とは逆の紐が通ります。
横一線になるように上から下に通しましょう。
⑥ベロのループ部分に来たので通します。
ここはお好みでOK。
⑦ループを通した紐は対称のひとつ上の穴を通します。
写真では一番上の穴に来たので下から通しましたが、まだ上がある場合は上から下に通しましょう。
もう少しで完成です。
⑧最後はこれまでと同じく、一つ飛ばした穴に隣から紐を通します。
上から下に通して最後の横一線をつくりましょう。
⑨対称の穴に下から通して完成!
左右の紐の長さはどうでしょうか。
最初に紐を通して左右の長さをとる時、ここで出た差を考慮して調整をしてください。
いかがでしょうか。
シングル通しを見てからパラレルを見ると少しややこしくなるかもしれませんね。
ですが、このパラレル通しとシングル通しを知っていれば革靴の紐はバッチリです!
あとは靴のデザインや履かれる頻度によって、紐の通し方を変えてみてくださいね。
three generationsシューズはドレスシューズとスニーカーの中間をとったデザインなので、パラレル通しで履くととてもドレッシーな印象になります。
スニーカーのように平紐でラフに履いたり、丸紐でスマートに魅せたり、その時のシチュエーションにあわせてお楽しみください。